家族ぐるみでお付き合いのある知り合いの男性と
多分2年ぶりくらいだと思いますが会いました。
「実は一年前のちょうど今頃は脳腫瘍の手術を受けたんです」と言うと
もちろん今の元気な私を見て信じられないという顔をして
驚いていましたが
「それさ、全部取れたの?また再発するかもね」と言ったのである
悪気があって言ったのではなく
再発しないように気をつけないとまた再発するという意味で
そう言ったのはわかるけれど
彼はたまに「え?」と思うことを時々言うのですが
治療中の私を目の前にして言うセリフではないと思う
そしてその後に私の母に笑顔でさらっと
「お嬢さんが車イスになった時にイスを押せるくらい元気でいなきゃね」
と言ったのである。
この意味は母に対して元気で長生きしないとね
という良い意味で言ったのは長年のお付き合いで
理解できますがその表現力には傷つきました。
車イスになるなんて全く考えもしないことだったのに・・・・・
「私の闘病日記」には一切書きませんでしたが
入院中は私と同世代の人が手術を受けた後に
後遺症が残って車イスになってしまったり
麻痺が残ったりした人達も見ているので
そう簡単に言わないで欲しいと思いました。
そしてそういう話は私のいない時にしてもらいたいなと思いました。
私は何とか作り笑顔で
「私はもう元気になったので再発とか悪い事は考えていませんよ
そんなことばかり考えていたらそうなってしまうので」
と言うと「も、もちろんそうだよね」と言っていましたが。。。
そのような表現でお気遣いの言葉をいわれましてもね・・・・
その他は人柄も良い人なんですよ。
しばらく私の心の葛藤でモヤモヤとしていましたが
「ま、こういう表現でお見舞いをする人もいるんだ」
と軽い気持ちになって心のモヤモヤの処理をしました。
治療中の癌患者にとっては過敏になっている「再発」という言葉を軽々しく言うのはやめましょうね!